赤ちゃんの離乳食に粉チーズを取り入れたいけれど、「いつから食べられるの?」「どの粉チーズが安心?」と疑問に思うママ・パパも多いはず。
本記事では、粉チーズの種類や選び方、離乳食への取り入れ方を詳しく解説していきたいと思います。
さらに、離乳食におすすめの粉チーズ5選を紹介し、栄養バランスやレシピのアイデアもご提案!

赤ちゃんの健康を考えた美味しい離乳食作りに、ぜひお役立てくださいね♪
離乳食の粉チーズ いつから?


粉チーズの離乳食
スタート時期や量は?
粉チーズは、種類によって生後7〜8か月頃の離乳食中期から取り入れることが可能です。
心配な方は離乳食後期(9〜11か月頃)から使用スタートしているママもいるようです。
初めて与える際は、耳かき1杯程度の少量から始め、赤ちゃんの様子を見ながら調整しましょう。
徐々に量を増やし、小さじ1/2程度まで増やしても問題がなければ、日常の離乳食に取り入れることができます。
粉チーズにはカルシウムが豊富に含まれており、赤ちゃんの骨や歯の成長をサポートします。
また、消化しやすくするために、おかゆやスープに混ぜて与えるのがオススメです。
少量から始める粉チーズの提供方法
初めて与える際はスープやおかゆに混ぜると、消化しやすくなります。
さらに、野菜のマッシュやパン粥に加えると、栄養価が高まり、食事のバリエーションも広がります。
また、粉チーズは料理に混ぜて加熱することで風味がまろやかになり、赤ちゃんがより食べやすくなる場合があります。
例えば、蒸し野菜やスクランブルエッグに振りかけたり、小さなパンケーキに混ぜるのも良い方法です。
赤ちゃんの食事に粉チーズを取り入れる際は、適量を守りながら、さまざまな料理に少しずつ加えていくと良いでしょう。
粉チーズの種類と特徴
粉チーズには、熟成されたパルミジャーノ・レッジャーノなどのチーズが使用されることが一般的です。
- パルミジャーノ・レッジャーノ:イタリアを代表する伝統的なチーズで、濃厚なコクと強い旨味、しっかりとした塩味が特徴です。
- ロディジャーノ:パルミジャーノの原型ともいわれる希少なチーズで、塩味と甘味のバランスが良く、長期熟成に適しています。
- イタリアのエミリア・ロマーニャ州などの特定地域で生産され、熟成により深い味わいが生まれます。
- 表面は褐色で刻印が施され、硬く厚みのある外皮が特徴です。
- 口当たりはしっとりとしており、噛むほどにコクとうま味が広がります。
- 表面の白い粒はアミノ酸の結晶であり、カビではありません。
- 最低12ヶ月以上熟成されることで、豊かな風味が引き出されます。
赤ちゃんの食べやすさを考慮しながら、適した粉チーズを選びましょう。
離乳食におすすめの粉チーズ5選
森永乳業
クラフト 100%パルメザンチーズ


よくスーパーなどで見かけるアメリカ産のナチュラルパルメザンチーズを100%使用の粉チーズ。
保存料や添加物を含まない、シンプルな一品。
- 種類別 ナチュラルチーズ
- 内容量 80g
- 賞味期限 9か月
- 原材料名 生乳、食塩
- 食塩相当量 0.1~0.3g
- カルシウム 72mg
明治
北海道十勝パルメザンチーズ


国産生乳を100%使用したナチュラルチーズ。
十勝産の生乳由来の乳酸菌を活用し、濃厚な旨味と豊かな香りを引き出しました。
- 種類別 ナチュラルチーズ
- 内容量 80g
- 原材料名 ナチュラルチーズ(国内製造)/ セルロース
- 食塩相当量 0.11g
- カルシウム 49mg
雪印メグミルク
北海道100 粉チーズ芳醇


北海道産の生乳を100%使ったナチュラルチーズを贅沢に使用。
「芳醇ゴーダ」の深みのある味わいと、プロセスチーズならではのなめらかな食感が魅力です。
- 種類別 プロセスチーズ
- 内容量 80g
- 賞味期限 270日
- 原材料名 ナチュラルチーズ(国内製造)・食塩 / 乳化剤
- 食塩相当量 0.27g
- カルシウム 60mg
雪印メグミルク
粉チーズ マイルド


クセが少なくさまざまな料理に馴染むまろやかな風味。
50gの小容量パックで、使い切りやすいサイズ感が便利です。
- 種類別 プロセスチーズ
- 内容量 50g
- 賞味期限 365日
- 原材料名 ナチュラルチーズ(外国製造)/ 乳化剤
- 食塩相当量 0.27g
- カルシウム 50mg
雪印
Gパルメザン(粉チーズ)


じっくり熟成されたパルメザン特有のコクが楽しめる粉チーズ。
パスタ、スープ、サラダの仕上げにぴったりの万能アイテムです。
- 種類別 ナチュラルチーズ
- 内容量 80g
- 賞味期限 365日間
- 原材料名 ナチュラルチーズ(生乳・食塩)
- 食塩相当量 0.11g
- カルシウム 70mg
離乳食と粉チーズの相性


離乳食後期に適した粉チーズ
離乳食後期には、すりおろしたり細かく刻んだ粉チーズを少量ずつ加えると、食事のバリエーションが広がります。
粉チーズを使うことで、赤ちゃんの食欲を刺激し、新しい味覚の体験が可能になります。
また、たんぱく質やカルシウムを手軽に補給できるため、成長期の栄養補助にもなります。
特に、パスタやリゾット、おかゆに加えると自然なコクが生まれ、食事の楽しさも増します。
粉チーズの風味を活かしたレシピ


粉チーズを使ったレシピにはさまざまなバリエーションがあります。
野菜スープやおかゆに加えると、風味が増し食欲をそそります。
さらに、鶏ひき肉と粉チーズを混ぜたミートボールや、スクランブルエッグに加えても美味しく仕上がります。
粉チーズを加えることで、料理に自然なうま味をプラスでき、赤ちゃんの味覚の発達にも良い影響を与えます。
粉チーズを使った簡単料理


粉チーズは手軽に使えるため、さまざまな料理に取り入れやすいです。
じゃがいもやブロッコリーに和えると、赤ちゃんも食べやすくなります。
また、焼きおにぎりにまぶしたり、さつまいもやにんじんのマッシュと混ぜても美味しくなります。
トーストに軽くふりかけるだけでも風味が増し、朝食やおやつにもぴったりです。
さらに、パンケーキやおやきに加えることで、手づかみ食べの練習にも役立ちます。
粉チーズ使用時の注意点は?
アレルギーに対する配慮
乳製品アレルギーの可能性があるため、初めての際は医師に相談しながら慎重に進めましょう。
アレルギー反応としては、発疹や下痢、嘔吐、呼吸困難などが挙げられます。
もし赤ちゃんが乳製品に対して敏感な反応を示した場合は、すぐに摂取を中止し、専門医の診察を受けることが大切です。
また、アレルギーのリスクを軽減するために、はじめはごく少量から試し、他の新しい食材と同時に与えないようにしましょう。
加熱の必要性とそのまま使うシーン
加熱すると風味がやわらぎますが、無添加のものならそのまま使用しても大丈夫です。
加熱することで消化がしやすくなり、特に離乳食初期の赤ちゃんには優しい形で摂取できます。
例えば、おかゆやスープ、蒸し野菜に振りかけると食べやすくなります。
一方、離乳食後期になると、生のままでも大丈夫ですが、赤ちゃんの好みに応じて調理法を選びましょう。



トーストに振りかけたり、おやきに混ぜることで、手づかみ食べの練習にもなりますよね♪
塩分と栄養に関する注意事項
塩分が多すぎると赤ちゃんの腎臓に負担がかかるため、無塩や減塩の粉チーズを選ぶことが重要です。
粉チーズの種類によって塩分含有量が異なるため、購入時に成分表示をよく確認することが推奨されます。
また、カルシウムやタンパク質の供給源として優れているため、適量を守りながらバランスよく取り入れましょう。
特に鉄分の吸収を妨げる可能性があるため、鉄分を多く含む食材(レバーやほうれん草など)と組み合わせる際には摂取量に注意が必要です。
たんぱく質とカルシウムの摂取
粉チーズはたんぱく質やカルシウムが豊富で、成長期の赤ちゃんにとって重要な栄養源です。
たんぱく質は筋肉や臓器の成長に必要不可欠であり、カルシウムは骨や歯の形成を助ける役割を果たします。
粉チーズを適量取り入れることで、これらの栄養素を効率よく摂取できます。
また、チーズにはビタミンB群も含まれており、エネルギー代謝を助けるため、活発に動く赤ちゃんの成長を支えるのに最適です。
粉チーズを使用する際は、他のカルシウム源(ヨーグルトや小魚など)とも組み合わせると、より効果的に栄養バランスを保つことができます。
さらに、たんぱく質の摂取量が適切であるかを確認しながら、豆腐や卵などの他の良質なたんぱく質を含む食品と組み合わせると、栄養の偏りを防ぐことができます。
離乳食における粉チーズの保存方法
粉チーズの保存方法と期間
湿気を避けるため、使用後はしっかりとフタを閉めることが重要です。
特に夏場や湿度が高い環境ではカビが生えやすくなるため、保存状態に注意しましょう。
また、開封前の粉チーズは、賞味期限を守り、直射日光や高温多湿を避けた場所に保存してください。



うちはいつも冷蔵庫に入っているよ~♪
冷凍保存のテクニック
小分けにして冷凍すると、使いやすく鮮度も保てます。
例えば、1回の使用分ごとにラップで包んで冷凍すると、必要な分だけ取り出しやすくなります。
冷凍した粉チーズは、使う際に自然解凍するか、温かい料理に直接加えると風味を損なわずに美味しく食べられます。
冷凍保存の場合、1〜2か月を目安に使い切るようにしましょう。
使用する前の粉チーズのチェックポイント
使用前に変色や異臭がないかを確認し、品質を保ちましょう。
特に、粉チーズが固まっていたり、湿気を含んでいたりする場合は、風味が落ちている可能性があるため注意が必要です。
また、カビが生えている場合は食べずに廃棄し、新しいものを使用するようにしてください。
最適な保存方法を守ることで、赤ちゃんの離乳食にも安心して取り入れられます。
粉チーズに関するQ&A
- 粉チーズはいつから使える?
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種類によって生後7〜8か月頃の離乳食中期から取り入れることが可能で、多くは離乳食後期(9〜11か月頃)から使用できます。
初めて与える際は、耳かき1杯程度の少量からスタートし、赤ちゃんの様子を見ながら慎重に進めましょう。
徐々に量を増やしながら、赤ちゃんが慣れてきたら小さじ1/4程度を目安に加えてみましょう。
粉チーズは意外と塩分が多いので、離乳初期(5〜6ヶ月)はまだやめておきましょう。
- 粉チーズの種類による違いは?
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プロセスチーズはクセが少なく食べやすい、カッテージチーズは低塩で消化が良い、パルメザンチーズは風味が強く少量でも味のアクセントになるといった違いがあります。
- 粉チーズは加熱したほうが良い?
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加熱することで消化しやすくなり、離乳食初期の赤ちゃんに適しています。
スープやおかゆに混ぜたり、野菜と一緒に加熱すると風味がやわらぎ食べやすくなります。
- 赤ちゃんが粉チーズを嫌がる場合の工夫は?
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食感や風味が苦手な場合は、スープやペースト状の食事に少しずつ混ぜるのがおすすめです。
マッシュポテトや卵料理に加えると、風味が馴染みやすくなります。
- 粉チーズはどのくらいの量を与えればいい?
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最初は耳かき1杯程度から始め、徐々に増やし、小さじ1/2程度までが目安です。
過剰摂取は塩分の摂りすぎにつながるため、適量を守りましょう。
【離乳食】粉チーズはいつから可能?
カルシウム豊富なおすすめ5選/まとめ
粉チーズは離乳食後期から使え、赤ちゃんの成長に必要なカルシウムやたんぱく質を手軽に補給できます。
種類ごとの特徴を理解し、赤ちゃんの好みに合わせて適切なものを選びましょう。
また、食事への取り入れ方や適量を守ることが大切です。保存方法にも注意し、新鮮な状態で使用することで栄養価を最大限活かせます。



粉チーズを上手に活用し、赤ちゃんの食事を美味しく、栄養バランスの取れたものにしていきましょう♪