じゃがいもを長持ちさせたいなら、りんごと一緒に保存するのが効果的といわれていますがご存知ですか?
りんごが放出するエチレンガスには、じゃがいもの発芽を抑える働きがあり、適切な環境で保存すれば鮮度を長く維持できます。
この記事では、じゃがいもとりんごを一緒に保存する理由や、最適な保存方法、注意点について詳しく解説していきたいと思います。

じゃがいもの芽が出てきてしまう前に、ぜひ活用してみてくださいね♪
じゃがいもの発芽を防ぐ
効果的な保存方法は?
じゃがいもの中にりんごを入れる


じゃがいもの発芽を抑えるためには、やはりりんごの成分を活用すると効果的です!
りんごが放出する「エチレン」には、じゃがいもの発芽を遅らせる働きがあるため、収穫後のじゃがいもは、約3か月間は休眠状態にあり、発芽しにくい。
しかし、休眠期間が終わる10月中旬以降は気温が10℃以下に下がるため、年内はほぼ発芽しないものの、翌年1月から2月頃になると芽が動き出すことがある。
発芽を抑えるためには、じゃがいもと長持ちするりんご(例:「ふじ」など)を一緒に保存するのが有効。
- 段ボールの底に紙を敷き、その上にじゃがいもを並べる
- さらに上から新聞紙で覆い、光を遮る
- 箱ごと湿気の少ない涼しい場所に置いて保管する
- 保存効果を高めるためにじゃがいも30個程度に対して、りんご1個を一緒に入れる





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※もしすでに芽が出ている場合は、取り除いてから保存することが望ましい。


発泡スチロールの箱を使用するのは、低温時の凍結を防ぐためである。
この方法を用いることで、じゃがいもの水分が失われにくく、長くしっかりとした状態のじゃがいもを楽しむことができる。



一度段ボールから取り出して、底に新聞紙を敷いてから、じゃがいもとりんごを入れてみるのも効果的ですよ!
冷蔵庫での保存方法も効果的
じゃがいもを新聞紙やキッチンペーパーで1個1個包んで、ポリ袋やジッパー付き保存袋などに入れ、袋の口をゆるく結び、冷蔵庫の野菜室で保存します。
じゃがいもとりんごを一緒に保存する
詳しい理由は?
エチレンガスの効果


りんごは「エチレンガス」と呼ばれる植物ホルモンを放出しますが‥
このガスには果物や野菜の熟成を促進する作用がありますが、じゃがいもの発芽を抑制する効果も持っています。
そのため、じゃがいもとりんごを一緒に保存することで、発芽を防ぎ、長持ちさせることが可能です。
エチレンガスは、自然界に存在する成分であり、多くの果物や野菜が放出しますが、特にりんごはその放出量が多いとされています。
エチレンガスの発芽抑制効果は、長年の研究によって証明されており、りんごとじゃがいもを一緒に保存することで、化学薬品を使わずに自然な方法で発芽を防ぐことができます。
また、エチレンガスは熟成を早めるだけでなく、特定の野菜の品質を維持する役割も果たします。
発芽を抑制する方法
じゃがいもの発芽を防ぐためには、りんごと一緒に保存するだけでなく、直射日光を避け、風通しの良い暗所に置くことが重要です。
りんご1個をじゃがいもと一緒に保存するだけで、発芽が遅くなる効果が期待できます。
加えて、りんごを定期的に入れ替えることで、より長期間にわたって発芽を防ぐことができます。
また、じゃがいもを保存する際には、りんごと一緒に紙袋や通気性の良い袋に入れておくと、湿気がこもらず、腐敗のリスクを軽減できます。
保存温度の重要性
じゃがいもは5〜10℃の涼しい環境で保存するのが理想的です。
しかし、冷蔵庫に入れるとデンプンが糖に変化し、甘くなりすぎるため、冷蔵庫での保存はあまり向かないと聞いても、実際は冷蔵保存で長期保存をしているご家庭も多いですよね。
保存場所としては、冷暗所や戸棚の中、通気性のある野菜ストッカーなどが適しています。
湿気がこもるとカビの原因となるため、できるだけ乾燥した環境で保存するのがポイントです。
また、じゃがいもが傷んでしまうと、保存状態に悪影響を与えるため、定期的に状態を確認し、必要に応じて選別することをおすすめします。
保存容器の選び方


じゃがいもとりんごを保存する際には、通気性の良い紙袋やメッシュバッグを使用するのが理想的です。
密閉容器では湿気がこもり、カビが生えやすくなるため避けましょう。
また、木箱やかごを利用すると、空気が流れやすく湿気がたまりにくくなります。
特に、りんごは柔らかくなりやすいので、保存容器に直接触れないよう新聞紙などで軽く包むと、品質を保ちやすくなります。
効果的な保存環境とは
風通しの良い暗所(例えば、戸棚の中や地下室)などが最適で、5〜10℃の範囲で管理するのがベストです。
湿度が高すぎるとカビや腐敗の原因になるため、適度な乾燥状態を保つことが重要です。
通気性を確保するために、保存袋の口を定期的に開放して換気すると、カビや腐敗を防ぎやすくなります。
じゃがいもとりんごの保存の注意点
芽が出る前に行うべきこと
定期的にチェックし、芽が出そうなじゃがいもを早めに消費しましょう。
また、保存場所を工夫し、暗くて風通しの良い環境を整えることも重要です。
じゃがいも同士が重ならないように並べ、余計な湿気を避けるために新聞紙や布を敷くと効果的です。
保存状態を確認する際には、硬さや皮の状態をチェックし、傷んだものを取り除くことで他のじゃがいもへの影響を防ぐことができます。
温度管理のポイント
温度が高すぎると発芽しやすく、低すぎると甘くなりすぎるため、適切な環境で保存することが大切です。
理想的な保存温度は5〜10℃程度で、温度の変動が少ない場所を選ぶのが望ましいです。
また、夏場は涼しい場所で保存し、冬場は過度に冷えすぎないよう工夫しましょう。
湿度の管理も重要で、乾燥しすぎるとシワができやすくなり、逆に湿気が多いとカビが生えやすくなるため、適度な通気性を確保することが求められます。
保存期間の目安は?
適切に保存すれば、じゃがいもは2〜3か月程度持ちます。
ただし、保存環境や品種によって異なるため、定期的に状態を確認することが重要です。
じゃがいもの保存にりんごを入れる
長期保存方法の効果/まとめ
じゃがいもを長期保存する際は、りんごのエチレンガスを利用した保存方法の活用で、発芽を防ぎ、鮮度を維持できることがわかりました。
適切な温度管理や保存環境を整えることで、発芽を防ぎ、鮮度を保つことができます。
特に、湿度や通気性に配慮しながらじゃがいも30個に対し、りんごと一緒に保存することで、より長持ちさせることが可能です。
日々の食材管理において、食品ロスを減らしながら効率的に保存し、活用するために、ぜひ本記事でご紹介した方法を試してみてください。



日々の食材管理に取り入れ、じゃがいもを無駄にすることなく活用しましょう!